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現在、東京、大阪、名古屋などに出回るイチジクのほとんどが西洋種の「桝井ドーフィン」とよばれるものであり、昔ながらのイチジク「蓬莱柿(ほうらいし)」を店頭で見ることはない。この品種に出会えるのは、北九州、山口、広島、岡山西部の山地周辺にかぎられている。理由は、蓬莱柿はドーフィンに比べて果皮が薄く傷みやすく、日持ちせず、産地から離れたところへの輸送が難しいからということである。しかし、蓬莱柿のいいところは、植えて2-3年目から収穫ができ、消毒防除の手間があまりかからないという。また、8月末から10月半ばまで収穫に追われ休めないが、それ以外の季節は作業的にも軽く、栽培も容易ということがあって、現職をリタイヤした人にピッタリである。
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