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日本では仏像は木から造られるのは当たり前のことのようだが、他国では石、金属など様々な素材で造られている。奈良の唐招提寺の木彫像をきっかけに、一木の仏像造りが盛んになった。一木造の最盛期といえば、奈良から平安初期にかけてである。平安中期以降は、都で寄木造の仏像が主流となり、地方へと広がり、横にノミ目を入れた「鉈彫」の仏像が登場した。特に目立つのが、京都西往寺に伝わる「宝誌和尚立像」である。宝誌和尚は自らの顔を裂き、中から十一面観音の顔の相が次々と現れたという、そんな中国の伝説を、脱皮途中のようなノミ目が表現している。また素材では、白檀の代用としてカヤ、次第に土地に伝わる木へと範囲は広がった。
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